2018年7月31日火曜日

TRAIN SUITE 四季島(3泊4日)-4

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深遊探訪 in 函館
TRAIN SUITE四季島」の楽しみのひとつである「青函トンネル」走行。上野発の夜行列車〜という歌がありますが、現在、客車で「青函トンネル」を走ることができるのはTRAIN SUITE四季島」だけです。北海道新幹線開業に伴って新幹線仕様となったためで、それに対応した車両じゃないと走れないからです。「青函トンネル」内では新幹線モードになるため、モニターも別のものに切り替わります。TRAIN SUITE四季島」はハイブリッド車両で架線がなく電気が供給されないところでも自力走行できるところが素晴らしい。1・10号車に直噴式12気筒V型ディーゼルエンジンが搭載されています。

1・10号車に搭載されているディーゼルエンジン

青函トンネル通過時は車掌さんから、いろいろな話を聞くことができるので明け方の眠たい時間帯ではあるが乗車時は是非、展望車両で楽しんで頂きたい。

618分に函館駅到着。朝食までに少し時間があるので、お土産を買いに駅前をブラブラ。早朝からやっているお店は少なかったが、夕張メロン専門店でお土産の夕張メロン4つ購入。試食させて頂きましたが、甘くてジューシー。2kgのものにしましたが大変喜ばれました。

朝食は料亭「冨茂登(ふもと)で、函館の味を堪能。朝上がり生けすイカ素麺造りをはじめ奥尻産 粒雲丹の炙り飯、根室産 帆立貝唐墨粉焼き等々。一番美味しいと感じたのは焼魚 根ぼっけ風干しです!(写真上部の細長い器)

冨茂登の朝食

料亭「冨茂登」のお隣にある函館 千秋庵総本家で「函館散歩」を試食し、お土産として購入。北海道産にとことんこだわった、あんと生地はなつかしい味を醸し出すカステラ饅頭です。

この後、五島軒の2階でアイヌ演舞の実演、旧日本銀行函館支店を改装した函館北方民族資料館を見学。アイヌ演舞の実演は見応えがあり感動しました。アイヌに伝わる伝統的な弦楽器トンコリはカラフトアイヌが用いていた五弦琴だそうで初めて聞く音色でした。函館北方民族資料館では普段公開していない、旧日本銀行函館支店の名残を残す収蔵庫を見せて頂きました。元々金庫だったので物凄い厚みにビックリ()

次にレトロな路面電車「函館市電」TRAIN SUITE四季島」のために特別運行。写真右側の530号は「函館市電」最古の車両。同市電30両のうち500形は1両しかなく、とても貴重で正に動く博物館である。1950年に製造された車両が走っていることが凄い。この電車に乗り函館駅までガイドさんの案内を聞きながら進む。鉄道オタクではないが特別な車両に乗るのは高揚します。


函館市電

昼食まで少しの時間があるので、再びお土産を大量購入。


TRAIN SUITE四季島」車内で、道南の風土を感じられる北斗「クリマ」関川シェフによるランチ。桜鱒、王様しいたけ、ひこま豚等々。特に気に入ったのは桜鱒で絶品です!


桜鱒

この先、ニセココースと登別温泉コースに別れるのですが、温泉好きの私たちは登別温泉コースをセレクト。


深遊探訪 in 登別
登別駅に到着すると赤鬼・青鬼さんがお出迎え。登別マリンパークニクスから出張してきたペンギンさんも歓迎してくれました。


登別マリンパークニクスから出張してきたペンギンさん

市の観光課の方の案内でバスに乗り、登別温泉へ。


道中、四季島の大漁旗があります。

四季島の大漁旗

外観からは水族館と思えない、登別マリンパークニクス。


登別マリンパークニクス

市の観光課の方の話が面白く、あっという間に目的地に到着。


登別温泉 地獄谷の前で「和太鼓ZINKAの生演奏を聴きました。登別市を拠点に和太鼓を中心とする演奏活動を行っている兄妹で、とてもパワフルな演奏でした。



地獄谷

宿泊先は4種類の源泉を楽しめる「滝乃家」さん。部屋は広く設備も素晴らしい。部屋に露天風呂があるので好きなだけ入ることができる。全ての温泉に入りましたが、最上階にある「雲井の湯」は樹林を眺めながら入ることができる絶景風呂で湯冷めしにくい食塩泉。登別温泉の象徴とも言える乳白色の硫黄泉は言うまでもありませんが、「滝乃家」さん宿泊の際は、少し足をのばして「雲井の湯」も堪能して下さい。


客室露天風呂

料理は全て美味しかったのですが、その中で特筆すべき一品を紹介します。室蘭で採れた「平目」と「王鰈(マツカワ)の味くらべ! 本鮪は長崎県産。


平目と王鰈の味くらべ

ヒラメはもちろん美味しいのですが、マツカワはさらにその上をいく! ほどよく脂が乗っており、味わいがよく歯ごたえもしっかりしている。関西出身の私はマツカワ自体初めてだったので感動♪ 親切な中居さんでいろいろサービスして頂き、とても楽しい時間を過ごすことができました。


昨晩は全然眠れなかったので、この日は爆睡・・・

2018年7月27日金曜日

TRAIN SUITE 四季島(3泊4日)-3

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深遊探訪 in 日光
TRAIN SUITE 四季島」限定の特別コース。神職の方の案内があるので、いろいろお話を聞くことができました。

重文の神厩舎(しんきゅうしゃ)「三猿」は有名ですね。

神厩舎の三猿

三神庫の中で注目すべきは「上神庫」で、象の彫刻。

上神庫の想像の象

上神庫横側の屋根下部分にある彫刻で、下絵を狩野探幽が描いていますが、象の下絵を描く段階で象を一度も見たことがなかったそうです。「想像の象」と云われるこの象はよ〜く見ると摩訶不思議な像なんです。三神庫の中も見せて頂きましたが貴重な体験です。

平成の大修理をした国宝の陽明門は見事です!

陽明門

陽明門の天井画の龍は狩野派の筆とされており、こちらも素晴らしい。

天井画の龍(左側:昇竜./右側:降龍)

徳川宗家しか受けることができないとされる「金幣拝戴(きんぺいはいたい)の儀」を受け旅の安全祈願をしました。寺社参拝好きにはまたとない好機♪ 記念品と御朱印を頂きました。事前に案内はあると思いますが、四季島限定の特別印を押してくれますので朱印帳を持っている方は当日忘れずに! 先方のミスだとは思いますが先頭ページと続きのページの2箇所に御朱印が書いてありました。

有名なスーパーアイドル「眠り猫」は左甚五郎の作と伝わっているが、どの左甚五郎かは謎である。

眠り猫

日光駅に戻ってきて大正天皇が日光を訪れた際に使用した貴賓室を見学。日光駅の入り口は観音扉で全国各地に駅はあるがここだけだそうです。非常に珍しいと言えるだろう。

日光駅

2階はかつての一等待合室で「ホワイトルーム」です。レトロなシャンデリアが素敵。

ホワイトルームのシャンデリア

夕食はドレスコードでおしゃれをしましたが、妻の体調が悪く途中から部屋食へ変えて頂きました。私も電車に酔ったのか気分がすぐれず、急遽部屋食に変更してもらえたのは有り難かったです。折角のフランス料理を美味しく食べることができなかったのが残念。電車の揺れは普通の電車と比べると格段にマシなはずだけど、長時間乗っていると船酔いした気分になります。私が単に乗り物に弱いだけですが() 楽な格好に着替えて気分も楽になったので夕食再開。四季島スタッフの対応に感謝です♪

だんだん元気になってきて後半は美味しく食べることができました。その中から気に入ったものを一品紹介します。「漢方和牛のロースト ゴルゴンゾーラ風味」は素晴らしいお味でした。

漢方和牛のロースト ゴルゴンゾーラ風味

そして、この後サプライズが待ってました。デザートに名前とハッピーバーズデーと書かれたプレートが添えられており超感動♪ 

デザートとバースディプレート

妻の誕生日祝いをしてくれたんです。誕生日は少し先だったし、事前に何も聞いてなかったので超うれしかった。カメラマンが颯爽と入ってきて記念撮影、これは記憶に残る誕生日祝いとなりました!


ディナーの後はバータイムでピアニストの増田みのりさんとチェリストの島津由美さんの生演奏を楽しみました。リクエスト曲の演奏は感動すること間違いなし。私のリクエスト曲はチェロの演奏が心に響きました。増田みのりさんは、今月「1966カルテット」の正式メンバーになっています。「1966カルテット」は私のお気に入りでベストを所有しています。増田みのりさんのさらなる活躍を期待したいと思います。

調子が良ければお酒を飲むところだが、そんな元気はなく眠りにつくことに。というか、2人とも少食なんで満腹で食べられやしない。早めに眠りについたが、揺れが気になって全然眠れない()  横になって寝ていると揺れを大きく感じるので何度も何度も目が覚める。大半の方が寝不足だったのではないかと思われる。

2018年7月21日土曜日

TRAIN SUITE 四季島(3泊4日)-2

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830分 ホテルにハイヤーでお出迎え、ラグジュアリーな旅の始まりです! 「四季島スイート」は専用のハイヤーが用意されており、50km圏内であれば追加料金は発生しない。ホテルから上野駅まで約50分ぐらい。駅に到着したらクルーの方がお出迎えしてくれ、専用ラウンジPROLOGUE 四季島」へ案内されました。受付を済ませた後、ウェルカムドリンクと皇室御用達「虎屋」の干菓子でおもてなし。スタッフの方と挨拶をかわし、そして四季島のピンバッジを手渡された。

四季島のピンズ

早速、ピンバッジをつけてPROLOGUE 四季島」の入り口で記念撮影。専属のカメラマンがいるので撮影してくれます。このカメラマンはユニークな方で旅を最後まで盛り上げてくれました。

電光掲示板

1021分に「四季島」が入線するのを13番ホームで見守ります。10両編成の「四季島」はシャンパンゴールドで、そのデザインがかっこいい。入線後は「四季島」をバックに駅長さんやクルーの方と記念撮影。

写真では分かりにくいかもしれませんが、4号車と5号車では微妙に色が違う。右側が4号車で左側が5号車です。

左側5号車 右側4号車

四季島専用ホーム13番線と14番線の間にある「新たな旅立ちの13.5番線ホーム」へ案内され、ゆっくりと5号車のメインエントランスへ向かう。ここは見送りの人も入れません。

13.5番線ホームの天井にも「四季島」のロゴがあります。

13.5番線ホームの天井にあるロゴ

メインエントランスは両開きプラグドアで乗降時はレッドカーペットが敷かれます。乗車前にクルーの方と記念撮影。部屋へ案内され簡単な説明の後、クルーの方がシャンパンを注いでくれました。

ルイナール ブランド・ド・ブラン(シャンパン)

妻と一緒にクルーズトレインに乗り、勤続30周年記念旅行を満喫するのに相応しいオープニング!

ブリザードフラワー

ブリザードフラワーにメッセージカードが添えられており、出発前から感動♪ さあ「深遊探訪(しんゆうたんぼう)」の始まりだ!

部屋に茶器が置いてあったが、茶葉がないので確認したらディスプレイとのこと()

ちょっと話をしているうちに上野駅を出発。予定通り1120分。13番線ホームでは大勢の社員さんが盛大なお見送りをしてくれました。要所要所でこうした歓迎やお見送りをして頂けるのもクルーズトレインの醍醐味だと思います。沿道で手を振って下さる方も多く、とても嬉しい気持ちになります。

出発して30分も経たないうちにランチです。流石に早っと思いつつも6号車DININGしきしま」へ向かう。総料理長「岩崎シェフ」のフランス料理でやんす。それでは料理を一品だけ紹介します。

佐渡産蛸とベーコンのテリーヌ

フランス料理は普段食することはないので、比較のしようもありませんが贅沢な一品。言うまでもなく激ウマです!

食後のコーヒーですが、カップが素敵。こちらのコーヒーカップ+ソーサーのセットですが29,000円で販売しています。四季島をイメージした素敵なデザインです。

バッハブレンドコーヒー

写真のコーヒーはバッハブレンドコーヒーで、おそらくカフェ・バッハのコーヒーではないかと思います。このランチ以降は「岩崎シェフ」こだわりの「四季島プレミアムブレンドコーヒー」となります。この四季島プレミアムブレンドコーヒー」が美味しくて毎日飲みました。

2018年7月18日水曜日

TRAIN SUITE 四季島(3泊4日)-1

申し込み〜出発まで
2018年6月が勤続30周年という節目で1年前から記念旅行を画策。豪華列車に乗りたくてTRAIN SUITE四季島」34日コースへ申し込み! 豪華旅行するなら一番良い部屋や〜ということで「四季島スイート」オンリー!!


四季島を選んだ理由
クルーズトレインで部屋に檜風呂があるのは「四季島」だけ。そして行き先が東北〜北海道というのも魅力的だ。青函トンネルを先頭展望車両で堪能できるのも「四季島」の楽しみのひとつ。総工費100億円の列車がかっこいいことは言うまでもない。

TRAIN SUITE 四季島」ご予約確定のお知らせが届いたのは20178月末頃だったと思います。

ご予約確定の通知書

一室しかないない「四季島スイート」を申し込んだので正直一発当選するとは思っていなかった。当選してから旅行に出発するまでの約9ヶ月間は怪我や病気をせず無事に過ごすことを心がけ準備を整えた。2017年11月が結婚10周年記念でもあったので当選して良かったねと喜んでいたのが懐かしい。

出発1ヶ月前ぐらいに工程表が送られてきたのですが、これがビックリ!

津軽塗の文箱

なんと津軽塗の文箱の中に工程表を含む案内一式が入っていました。四季島の車体の「シャンパンゴールド」をイメージした高級感あるデザインで、旅の演出がすでに始まっているのだ。上蓋の裏側には四季島のロゴが入っている。市価4万~5万円相当のケースに入れてくるとは旅行前から高揚感が半端ない。この津軽塗の文箱は唐塗(からぬり)という技法で完成までに2ヶ月ぐらいかかるそうです。大事に愛用したいと思う。


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四季島乗車前日は横浜みなとみらいにある「横浜ベイホテル東急」のベイクラブフロアに宿泊。この日は東京駅内丸の内北口改札前「東京ステーションギャラリー」へ行き、TRAIN SUITE四季島」運行開始1周年記念企画「イザベラ・バード展」を見てきました。イザベラ・バードは明治初期に東日本~北海道を旅した英国人女性旅行家で、TRAIN SUITE 四季島」の運行ルートと重なり合う地点がいくつもあり興味深い。